なにげに黄金比でした。

タタラ作りの本格的な楕円皿です。
板状にスライスした粘土を
タタラといいます。
昔からの技法ですが、
今風デザインの
ものとなると皆無でした。

そこで欲しくなる楕円皿のために
まず、楕円のカタチに拘りました。

縦横の比率は黄金比に限りなく近く、
しかも、歪な縁の仕上がりになるよう
依頼しました。

西洋皿のようにキレイすぎては
味がなくなりますからね。
そして、施釉です。
浸し掛けした朝鮮唐津、
荒々しい新粉引き、
この窯発案の墨梅花皮と、
三種類用意しました。

値段もすごくがんばって頂き、
奇跡のタタラ皿は欲しくなる器と
なったのです。